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青鬼 (ゲーム)(空想科学Wikiの記事)

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青鬼(あおおに)は、noprops氏によってRPGツクールを用いて作られたゲーム、およびこのゲームを元に作られた小説。

概要[]

怪物が出現するという噂のある「町外れにある無人の館[1]を訪ね、脱出できなくなった主人公たちの恐怖をテーマとしている。館の中に隠された様々なアイテムを駆使して、そこから脱出することがゲームの目的である。

ホラーゲームでありながら謎解き要素が多く、青鬼と呼ばれる怪物から逃げ回りながら謎を解かなければならない。

変遷[]

最初に青鬼1.0が公開された後、数次にわたる更新と仕様変更で難易度も恐怖感も上がっている。また設定や登場人物に関しても、若干の変移がある。バージョンの一覧は以下の通りである。

バージョン一覧[]

公開年月日 説明
1系統 1.0 2004年6月25日?[2] 最初に公開された。
1.1 2008年11月5日?[3] 1.0のバグ修正版として公開された。
3系統 3.0 2009年3月x日 登場人物ストーリー・マップが大幅に変更された。詳細は下記参照。
3.2 不明 3.0のバグ修正版として公開された。
5系統 4.0 2009年8月19日以前[4] 新バージョン。マップが変更され難易度が上がった。詳細は下記参照。
4.1 2009年8月21日以前[5] 4.0のバグ修正版として公開された。
4.2 2009年8月24日以前[6] 4.1のバグ修正版として公開された。
4.3 2009年9月12日以前[7] 4.2のバグ修正版として公開された。
4.6 2009年9月15日 4.3のバグ修正版として公開された。
4.7 不明 4.6のバグ修正版として公開された。
5.0 不明 4.7のバグ修正版として公開された。
5.2 2009年10月10日 5.0のバグ修正版として公開された。
5.6 不明 5.2のバグ修正版として公開された。
6系統 6.0 2010年7月8日 約1年ぶりの新バージョン。マップが再び変更された。
6.1 2010年7月9~10日 6.0のバグ修正版として公開された。
6.23 2011年3月14日 6.1のバグ修正版として公開された。

登場人物[]

登場人物は、1系統とそれ以降で大きく異なるものとなっている。

1系統[]

  • ヒロシ - 主人公。
  • カズヤ - いじめられっ子で、主人公ヒロシの友人。
  • メグミ - 唯一の女性キャラ。
  • タクロー - いじめっ子で、主人公の友人・カズヤをいじめている。
  • 名前不明の人物1 - 館のクローゼットの中で震えていた人物。
  • リョウタ - 浴槽の中で死んでいた人物。

3系統以降[]

  • ひろし - 主人公。頭脳明晰で非科学的なものを信じない。
  • たけし - 大口を叩くが臆病者。1.1以前での名前不明の人物1はたけしの原型とみられる。
  • 卓郎 - イケメン。3系統以降ではいじめっ子という設定はなくなり、ひろしの友人の1人という設定に変わっている。
  • 美香 - 唯一の女性キャラ。メグミという名前から変更された。

小説版[]

  • シュン - 小説版オリジナルキャラクターで主人公。黒髪の少年。杏奈に好意を抱いている。
  • 杏奈 - 小説版オリジナルキャラクター。シュンのクラスの委員長。事故で両親を失っている。
  • ひろし-学年1の秀才で非科学的なものを頑なに否定する傾向がある
  • 卓郎-イケメン。サッカー好きの優等生と思われているが実は残忍な裏の顔を持つ。
  • 美香-卓郎に好意を抱く美少女。意外と足が速い。
  • たけし-卓郎の腰巾着。大きな口を叩くが実はかなりの臆病者。一度震えだすと止まらない。
  • 直樹 -3系統でひろしが見た夢の中でのみで登場した人物。館に入るメンバーではない。卓郎とたけしが原因で死亡しており幽霊になった後彼らへの復讐を決意。

ストーリー[]

ストーリーに関しても、1系統と3系統以降のバージョンで大きく異なるものとなっている。

1系統[]

ヒロシとカズヤは、いじめっ子のタクローらに強制的に連れられ、怪物が出現するという噂のある館を訪ね、青鬼に遭遇する。

3系統以降[]

ひろし・たけし・卓郎・美香の友達4人組が、興味本位から噂の館を訪ね、青鬼に遭遇する。

ただし、全員の脱出が可能なのは5系統に限られ、それ以外のバージョンでは正規のルートで進んでもひろししか脱出できない。

小説版[]

第1弾は3系統が、第2弾『復讐編』は5系統がベースになっている。しかし、登場人物が6人であることと、卓郎がいじめっ子であることは1系統の設定がベースになっている。

マップ[]

町外れにある無人の館」のマップは更新される毎に大幅に変化している。

1系統[]

3階建てと屋根裏、そして地下がある。地下ではスコップでトンネルを掘って進まなければならない区間が存在する。

3系統[]

1系統の構造に加えて、「ブルーベリー農園」と呼ばれる領域が追加された。なお、トンネルを掘る区間はなくなった。また、シリーズの中で唯一、脱出経路が玄関の扉である。

構造が1系統に比べてやや易化している。

5系統[]

3系統の構造に加えて別館が追加され、構造が大幅に難化した。

6系統[]

さらに別館2[8]が追加された。

難易度[]

バージョンが更新されるに従って難易度は格段に上がっている。

1系統や3系統では青鬼は最短経路で追いかけようとするため、青鬼に対して机や本棚の反対側に立つと追いかけることができなくなり、青鬼が踊りながらその場でとどまるという現象が起こる(この現象はしばしば「面接」と呼ばれる)。そのため、これを利用して時間稼ぎを行うことが可能だったが、5系統以降ではこのような場合であっても「面接現象」が発生せず、青鬼は回り込んで追いかけてくるようになった。それでも5系統では机や本棚の周りを周回することで時間稼ぎができたが、6系統では机や本棚が壁際に寄せられており、これらの周りを何度も周回して時間稼ぎを行うことすら不可能になった。

また3系統までは階段バグと呼ばれる、階段の通行中は青鬼の当たり判定が無効となる現象が発生していた。そのため、階段で青鬼とすれ違いながら時間稼ぎをしたり、青鬼が追いかけている側へ方向転換したりできたが、5系統以降ではこれらも不可能になっている(厳密には、5系統でも4.2までは可能[9])。なお、ドアバグと呼ばれる、ドアの通行中は青鬼の当たり判定がなくなる現象については最新版でも残っており、青鬼が追いかけている側へ方向転換を行うときに有効である。なお、ドアバグはオニンピックにおいてはUターンバグと呼ばれている。

さらに、5系統で別館が追加され、青鬼の亜種である青海老が登場するようになり、これも難易度が上がった要因の1つである。6系統では別館2が追加され、さらに青鬼の亜種としてフワッティーが登場するようになり、難易度は最大となった。

ただし、1系統は操作性が悪いため、操作性を含めた難易度では3系統が最も簡単と言うことになる。

恐怖感[]

客観的とは言えないが、恐怖感の演出の強さは、5系統>6系統>1系統>3系統である。ただし5系統はシリーズの中で唯一、全員の脱出が可能であるため、後味はよい。

ただし、3系統以降しかストーリーを知らない場合、1系統の恐怖感の演出の方が怖く感じられるかもしれない。

キャラクターとしての青鬼[]

ブルーベリーみたいな色をした全裸の巨人と呼ばれる。全系統に登場し、主人公たちに襲いかかる謎の怪物。

地名[]

プレイヤー達によって、館の中の特徴ある場所には様々な名前がつけられた。

  • トンネル(正式名称不明) - 全シリーズで登場する。館の地下と繋がっており、最奥には地上へと繋がる縦穴があり、縄ばしごが設置されているが、全シリーズで縄ばしごが青鬼に食べられており、カズヤが2本目の縄ばしごをここに掛けた1系統以外では、ここからの脱出が正規ルートとはなっていない[10]
  • たけし城 - 館に設置されたクローゼットのこと。青鬼に追われているとき、一時的に身を隠すことができる。3系統以降でたけしが最初にここに隠れていたため、風雲たけし城にかけてこう呼ばれる。
  • ブルーベリー農園 - 3系統以降で登場する。3系統では最上階に、5系統以降では別館にある。3系統では檻の中に閉じ込められた多くの青鬼達の前を通過するだけだったが、5系統以降では中に入って謎解きをする必要がある。
  • 別館 - 5系統以降で登場する。青鬼の館とは地下の通路で繋がっている。本館に比べて暗く、床が抜けている場所も多数あり、恐怖感が大きい。
  • 別館2 - 6系統で登場する。本館とは直接繋がっておらず、館の敷地の中庭を通っていかなければならない。「離れ」とも呼ばれる。
  • 小屋 - 1系統と5系統で登場する。内部は物置になっている。

オニンピック[]

青鬼におけるタイムアタックのこと。館の構造とアイテムの隠し場所、そして謎解きの答えを全て暗記した挑戦者達による、青鬼のタイムアタック競争である。

青鬼の正体[]

インターネット上では青鬼の正体が何であるかについて議論が交わされてきたが、決着は付いていない。しかしながら、館が綺麗に保たれていたり、写真を大切に持っていたりすることを考えると、「かつては人間だった」とか「家族が居た」などと推測することができる。なお、小説版ではかつて人間であったという設定が取り入れられた。

詳細は青鬼 (キャラクター)を参照。

脚注[]

  1. 黒田研二の小説では「ジェイルハウス」と呼ばれている。
  2. 青鬼1.1・5.2・6.23のゲームデータ(Game.exe)に共通した更新日時。
  3. 青鬼の取説(README.txt)の更新日時。エンドロール(endroll.txt)の更新日時は2008年10月13日となっているが、新しい方の日付である2008年11月5日が公開日時であると推定される。
  4. 動画「【アクエリ】3人?で青鬼4.0を実況してみた【アスぬし】part1」の投稿日が2008年8月19日であるため、公開日は少なくともこの日以前である。
  5. 動画「【アクエリ】3人?で青鬼4.0を実況してみた【アスぬし】part2」の投稿日が2009年8月21日であるため、公開日は少なくともこの日以前である。
  6. 動画「【アクエリ】3人?で青鬼4.0を実況してみた【アスぬし】part3」の投稿日が2009年8月24日であるため、公開日は少なくともこの日以前である。
  7. 動画「友人と一緒に青鬼4.3をプレイ パート1」の投稿日が2009年9月12日であるため、公開日は少なくともこの日以前である。
  8. 「離れ」と呼ぶ人も居る。
  9. 【アクエリ】3人?で青鬼4.0を実況してみた【アスぬし】part3
  10. 3系統・5系統では、ここから脱出しようとすると下から青鬼が襲ってきてゲームオーバーとなる。6系統では、ここから脱出する選択肢は削除された。

関連項目[]

Stubico この記事は書きかけです。是非とも、この記事に加筆してみてください
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