栗まんじゅう問題(くりまんじゅうもんだい)とは、ドラえもんの道具、バイバインに関する諸問題の総称である。
問題の論点[]
- 「バイバイン」という名称が、日本語なのか英語なのか
- そのバイバイン増殖させた栗まんじゅうは、その後どうなるのか
第1の問題[]
「バイバイン」という名称が、日本語なのか英語なのかは、今までにそれほど多く議論されていない。
日本語の「倍々」という意味とも考えられるし、英語の「bi」(接頭辞:「2倍の」の意味)と「bin」(「2進法」の略称)を合わせた造語とも考えられる。
第2の問題[]
のび太がバイバインを使って増やした栗まんじゅうがその後どうなるのか、という問題である。のび太は以下の過程を経た。
物語の過程[]
- のび太が一つしかない栗まんじゅうを食べるかどうか悩む。
- ドラえもんがバイバインを栗まんじゅうに垂らす。
- その5分後、栗まんじゅうの1回目の分裂。2個になる。
- それ以降、栗まんじゅうは5分ごとの分裂を続ける。(垂らしてから5n分後には、2n個)
- のび太はしばらく放置し、増えたところで食べようとしたが食べきれず、友人にも助けを求めるが食べきれず残ってしまい、栗まんじゅうは増え続ける。
- ドラえもんの忠告を無視し、のび太は栗まんじゅうをゴミ箱に捨てる。
- その後のび太は、栗まんじゅう分裂の恐ろしさをドラえもんから聞き、驚いたのび太は真実を話す。
- ドラえもんは野比家の庭で夥しい量にまで増えた栗まんじゅうを、ロケットで宇宙に飛ばして投棄する。
宇宙に飛ばした栗まんじゅうが、その後どうなるのかが、この問題の論点である。
問題解決への道[]
当初の計算では、分裂開始から23時間あまりで全宇宙を埋め尽くしてしまうだろうと予想されていた。しかし、この予想は相対性理論を全く無視したものであったため、その後新しい理論が発表されていった。
宇宙空間に出た時点で真空や太陽熱に耐えられず、栗まんじゅうの塊は消滅してしまうという意見もあったが、そのような意見は、あまり注目されなかった。
一方、ドラえもんのロケットの性能は良く、光速近くまで加速できるので、その場合は時間の経過を事実上0にできるため宇宙は栗まんじゅう危機からは救われる、という理論も発表された。これは、栗まんじゅう問題を包括的に解決するものだとして、大いに注目を浴びた。
ロケットにそれほどの性能がなかった場合はどうなるのかも計算されている。その場合は、分裂開始から9時間後に自重で崩壊、もしそうでなければ16時間ほどでブラックホールになる、と予想されている。